ちょっと、硬い話を。
最近の領土問題などでの一部の人々の行動を見ていて、教育の重要性をさらに強く感じましたので、少しそのことについて個人的に考えていることを話したいと思います。
教育といっても、単なる学校の教育だけではなく、家庭や社会の中で、物事について自分なりに考える力をつけさせるということが、一番重要ではないかということです。
今回の領土問題に関して言うと、詳しいことは分からないのですが、どうも両国では歴史などについて偏った情報を小中学校レベルで教えているみたいです。もちろん日本も教科書検定などで他の国のことを言えない部分もありますが、もっと偏っているらしいのです。
この年代だと、外から与えられる情報を素直に吸収してしまう年代だと思うので、それがすべて正しいと思ってしまうと、それ以降の考え方や行動の基準自体が、偏ったものになってしまうかもしれないと思っています。
与えられた情報がすべて正しいのではなくて、物事にはいろいろな考え方や見方があるということ、常識とされていることも本当かどうかを疑っても良いということを伝える事が大切だと思っています。
極論を言ってしまえば、知識というか、情報のストックや検索、抽出は、それこそコンピュータが得意なのだから、それは、コンピュータに任せる。
人は、それらのいろいろな情報を使って物事について自分なりに考えて、そして、納得したうえで行動する。
自分なりに考えた結果が、もしかしたら、ズレているかも知れないけれど、そのことが、自信を持って行動できる源になるし、自分の行動に責任を持つことにもつながるような気がします。
みんながやっているから…、常識だから…と、自分で考えずに行動するということだったら、たとえば、これが流行であれば、業界の戦略に乗せられているだけだし、群集心理で行動するだけであれば、もしかしたら間違った方向のパワーになってしまうかもしれない。
地球温暖化に対する一方的な懸念もしかり。
自分の子供には、そのような意識を常に持ってもらいたいと思っていて、機会あるごとに伝えています。
みなさんにも、常識を疑うということをお勧めして話を終わりたいと思います。