3分間スピーチ:2013-02-28:親ばか話「その2」

以前、長男の話で親ばか話「その1」をしましたが、今日は、小学校3年生の下の子の親ばか話「その2」です。子供は2人のみですので、今のところ「その3」の予定はありません。(笑)

さて、皆さんの身近なところにダウン症の方っていますか?染色体が一本多くて、知的、身体的に育ちが遅いのが特徴です。同じダウン症でも、症状の差が大きく、心臓疾患などの合併症などがある人も多いみたいですが、育ちが遅いこと以外には、身体的には、さほど問題ない人もいます。

実は、下の子がダウン症なんですが、皆さんにダウン症を少しでも身近に感じてもらいたいということもあって、うちの子はすごいなと思うところを、親ばか話として、お話しします。

一点目は、とても社交的だということです。一般的に、ダウン症の人は性格が穏やかで、社交的だと言われています。どちらかの親に似て、若干頑固な面もありますが、うちの子も、信じられない位、社交的で、年齢を問わずみんなと友達になってしまいます。周りがとても優しいのは勿論なのですが、本人は自然体のまま、明るく相手にぶつかっていく、相手も駆け引き無くぶつかってくる相手に心地よさを感じるのかもしれません。

子供時代とても引っ込み思案だった自分からすると、とても尊敬してしまいます。

もう一点、すごいなと思うのは、自分の意見の発信力です。まあ、恥じらいが無いと言ってしまえば、それまでなんですが、積極的に自分の思っていることをしゃべりまくります。え?、なんでその話が今出てくるの?ということがしばしばありますが、とにかくしゃべります。

以前、学校の全校集会の最後に、校長先生が、何か話したいことがある人はいますか、と聞いたらしいんですが、なんと手を挙げて、朝礼台の上で、全校生徒に向けて何やら演説したそうです。びっくりしました。

うちの子は発音が上手くないので、きっと話していることの半分も分からなかったと思いますが、ちゃんと聞いていてくれたそうです。これは、周りの人たちが偉いですね。

こんなこと、今の私でもとても勇気が要りそうです。

ということで、苦労もとても多いですが、子供に手本を見せてもらえることも多く、良い刺激をもらっています。

皆さんが日常的にダウン症の人と関わりあうことはあまり無いとは思いますが、とても気さくな性格の人が多いので、街中でもし、声を掛けられたりしたら、無視せずに、応えてみて下さい。もしかしたら、友達になってしまうかもしれませんから。