3分間スピーチ:2014-10-03:ドローン

「ドローン」という言葉、聞いたことありますか?

英単語としては、色々な意味があるみたいですが、最近聞くドローンは「Amazon」や「Google」に関係ある、と言えば、思いつくでしょうか?

最近、車などの自動運転に向けた開発がいろいろな分野で進んでいますが、このドローンは、無人飛行機や無人ヘリコプターのようなもので、これを利用して商品の配送などをしようとするものです。

ちょっと、日本の都市部では、考えにくいですが、アメリカなどの郊外では実現可能なのでしょう。

いろいろな企業などが実験を進めているようですが、アマゾンやグーグルが開発しているのが有名で、数年以内、アマゾンは来年に実用化させようとしているみたいです。ソニーも開発に着手したそうです。アメリカでは、いくつものベンチャーが出来ているそうです。

アマゾンやグーグルなどは飛行実験の映像を公開しているそうですので、興味が有れば、見てみて下さい。グーグルのものは幅1.5m、高さ0.8mで、4つのローターを備えているそうです。荷物をぶら下げながら垂直に離陸して、その後、40-60mの高さを水平に飛行し、目的地では、着陸せずに上空からロープで荷物を降ろしたそうです。

グーグルやアマゾンは、まずは宅配サービスなどをイメージしているそうですが、宅配に留まらず、

  • アフリカなどの道路が整備されていない地域で医薬品などの運搬
  • 災害救助、災害調査
  • 高所からの映像撮影
  • 大規模農地の農薬散布
  • 道案内、観光案内

など、様々な分野での応用が試みられていて、「空の産業革命」などとも言われているそうです。

日本でも、実はすでに2000機近く飛んでいるそうです。

ただ、なんでもそうですが、今までにないことを始めようとすると、ルールが未整備なことに起因して、いろいろな障害が立ちはだかりますが、ドローンにも、いろいろとあるそうです。

例えば、安全確保の面。事故が起きたときに被害や責任をどう考えるか、通常の航空機などとの飛行ルートの棲み分けはどうするのか、など。他にも、市街地上空を飛ぶ場合に、プライバシーをどう確保するのか、法律面の整備をどうするのかなど、いろいろありそうです。

ただ、そのような障害を乗り越えることが出来るのならば、個人的には技術的に非常に興味があるので、引き続き、ウォッチして行こうと思っています。

少し関連あると思いますが、今日の日経電子版には、なんと、トヨタが空飛ぶ自動車の研究をしていることが掲載されていました。

以上、情報提供でした。